わたくし2016年より vita というバンドのベーシストとして活動しております。
ステージネームは「イカ大佐」
vita はVo, Gt の合六くん(通称ロクちゃん)が中心になって2006年頃(?)に結成されたロックバンド。
2007年の「バンドでどん」イベントでドラムの長濱くん(通称はまちゃん)が加入、その後テクニカルかつポップでプログレなバンドとして岐阜~名古屋界隈で活躍しておりました。
その頃からレパートリー "Change?" は vita の代表曲だったそうな。
紆余曲折を経て2016年、ベースの近藤氏(通称コンちゃん)の脱退に伴い、どういうわけか私に vita 参加の打診がありました。
確か「南部無双」のライブを、岐阜アフターダークまで観に来てくれたロクちゃんが、終演後に僕に声をかけてくれたのです。
南部無双↓
vita が凄く魅力的なバンドだってことは知ってたから
(実はこの時までに僕、vita とは4回も対バンしてたんです。1回目は新岐阜ステーションデパート、2回目は幻怪☆スプラッシュ、3回目は波動エクスプレス、4回目が南部無双)
僕的には興味津々でした。
オリジナル曲で本気でロックをやりたいんだ!というロクちゃんのアツい想いが言葉の端々に感じられて
これは何としてもやらなきゃ!と。
ほどなく、ロクちゃんからメールがあって、添付ファイルに "Change?" のベース抜きの音源が。
「おお、これはオーディションだな!」と意気込んでベースを重ねました。
気合いイッパツ、フェンダーを手に取って。
おお、今聴くとこれはこれで結構良いかも笑
なんとなく、僕の印象で3ピースな硬派だけどちょっとひねくれたロックバンドってことで、Beck, Bogart and Appice あたりがイメージ重なってたんでしょうか
フェンダージャズベのフロントPUをメインにハイゲインな、荒々しい音で挑んでみた感じです。
でも、時間が経つうちにちょっと考え方を変えてみました。
ドラムのはまちゃんは、テクニカルだけど割と淡々と叩くタイプだと感じてて
何でもサラッとドライにこなしちゃうイメージ。
で、ロクちゃんの歌は歌詞も含めて、飄々とした空気が漂っている。ギターはヴォイシングも凝っててエモーショナルなんだけど、出てくる音は案外クール。
だから、ゴリッとして地に足のついたような安定感のあるベースっていう、前任のコンちゃんのスタイルは実に理にかなっているというか、3ピースのロックバンドとして実は完成度の高いアンサンブルのスタイルなんですよ。
だけど、せっかくトリオの一角が別人になったなら(なんたって1/3が変わるんですから)「これぞ新生 vita !」っていう部分があった方が絶対いいんじゃないの?
って。
そこで
フレットレスベースを試してみました。
比較的「硬質」な印象の vita に「しっとり感」を加えてみたくて。
前任コンちゃんの、ゴリゴリぶりぶりの重低音から
中域を強調した、揺らぐ感じの、サウンド的には遊撃手的な立ち位置のベースへ。
実はこれが正解かどうかは、今も判りません。
(未だに悩んでます。やっぱロックは重低音がカギだと思ってるし、アンサンブル的にもベースが重い方が落ち着くのは間違いないので)
でも、せっかくのオリジナル曲をやるバンドだし
最大限オリジナリティを出していかなきゃ、やる意味が無いんじゃないか、と自己弁護しつつ
初めての vita リハに持ち込んでみたら
…ロクちゃんも、はまちゃんも、何も言わない笑
「いや、自由にどうぞ」って。
そんな彼らの懐の深さに、また惚れ直しつつ
練習を重ね…
その頃、vita の新ベーシストが誰なのかという部分は明かされていなくて
じゃあ、いっそのこと「謎のベーシスト」のままでいこう、と。
そんな時にふと所用で出かけた東京の京橋ローソンの向かいにある函館アンテナショップ「函館もってきました」で出会ったのが、このコ
(生産中止してて最後の在庫だった)
かぶってみたら…なんだか楽しい。
そんなわけで
2016年10月09日、岐南クラブルーツの "Sweet Fish Town" イベントでイカ大佐はデビューしました。
あれから9年。演奏の基本骨格は変わっていませんが
ちょっとずつアレンジを加えて今に至ります。
2021年には「イカ大佐」名義のソロとして大幅にアレンジを加えたバージョンを作ってみたりもしました。
(コロナ禍だったので、ヒマしてたのね笑)
僕は今の vita のサウンド、けっこう気に入ってます。
アンサンブル的な「正解」で言うならちょっと違うのかも知れないけれど
やっぱりオリジナリティってのは全てに優先される事柄じゃないかな、などと思うのです。
これからも vita をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
次はフレットレスベースに関して、ちょっと書いてみようかなブログ。
アディオス、アミーゴ!
(^-^)