ASD特性を持つ者がチーム医療に関わる際、「コミュニケーション能力が足りない」と評価されるのではないかという不安は常にあります。

 

しかし、実際の現場で信頼を築くのに必要なのは、必ずしも「雑談力」や「愛想の良さ」とは限りません。

 

  • 返事をきちんと返す
  • 約束したことは確実に守る
  • ミスは素直に認め、早めに報告する
  • 相手の貢献に感謝を示す
  • 周囲に配慮して伝えるべきことを素早く伝える

 

こうした基本的な姿勢を丁寧に続けていくことで、言葉が少なくても信頼される関係性は築けるのだと感じています。

 

私が「うまく話せないこと」を理解してくれている人たちは、やがて「この人は不器用だけど誠実だ」と認識してくれるようになりました。

 

うまく話すことより、信頼されることが大事。この原則を持つことで、言葉の壁に怯えることが少なくなりました。